実話14
火災保険 〜失火法とは?〜 |
Aさん |
「この前うちのアパートで火事があったんだ」 |
Bさん |
「知っているよ
ニュースに出ていたからな」 |
Aさん |
「それでうちも被害にあって大変なんだよ」 |
Bさん |
「そうだったんだ
どのくらいの被害だったの?」 |
Aさん |
「家財の1/3くらいが焼けてしまい、建物は家主さんのものだけどちょっと住めない状況かな、とにかく火災が発生してすぐに家を飛び出したんでケガはなかったけど本当に危なかったよ。」 |
Bさん |
「ケガがなっかたのがなによりだけど、そんなに沢山被害にあって災難だな」 |
Aさん |
「火事は隣の学生のところから出火して、その火がうちまできたみたいなんだ。」 |
Bさん |
「そうか隣が学生さんだったら弁償してもらうのに大変そうだな」 |
Aさん |
「それが隣の学生に弁償してもらう事が出来ないんだ」 |
Bさん |
「えっ 親がいないのか
どうしてだ?」 |
Aさん |
「バカ 法律だよ 失火責任法ってやつらしんだ」 |
Bさん |
「何だよその失火責任法っていうのは」 |
Aさん |
「故意・重過失以外の失火による火災は、失火者の責任はないという法律さ」 |
Bさん |
「へえー
そんな法律が本当にあったのか」 |
Aさん |
「あったんだよ」 |
Bさん |
「隣の学生さんは、その故意・重過失ではなかったのか」 |
Aさん |
「まだ調査中らしいけど、そうではなさそうだ。」 |
Bさん |
「そしたらどうするんだ
泣き寝入りか!」 |
Aさん |
「いいや
自分の火災保険を使う事にしたんだ。 アパートに入る時不動産屋さんで入っていたのがあったんで」 |
Bさん |
「ひとまずは良かったと言う事だな」 |
Aさん |
「あんまり経験する事がないのであれだけど、何とか助かったよ」 |
Bさん |
「本当だな
うちも自分のところの火災保険に入る事にする。
今迄は自分がタバコを吸わないし、キッチンも電気式なので絶対に火事は起こらないと思っていたからな」 |
Aさん |
「自分は良くても他からが恐いね」 |
Bさん |
「その通りだ」 |