2007年4月の統計
2007年3月の統計
2007年2月の統計
2007年1月の統計
2006年12月の統計
保険に関連する統計情報です。
各調査についての詳細は、保険毎日新聞から抜粋しております。
◆ INDEX
06年9月末変額年金ランキング
損保協会、9月中間期決算概況発表
06年9月末変額年金ランキング
損保料率機構集計、06年7月末の自賠責保険・共済成績
損保料率機構集計、8月末地震保険契約件数
本社調査、06年10月の損保一般種目速報成績
生保9社の06年度上半期業績
全国生協連、10月の
生命・火災共済実績
交通事故紛争処理センター06年度上半期の相談件数
損保上位9社の06年9月中間決算
3万人対象に「健康食品の利用」調査
企業の長期休業者の
実態を調査
生保協会集計、8月末の
生保事業概況
06年6月末の
自賠責保険・共済成績
06年度上半期の
企業年金運用状況
本社調査、06年9月損保一般種目速報成績
損保協会、台風13号の
支払見込み史上6番目に
法務省入国管理局、06年版「出入国管理」を発刊
金融庁、消費者団信の
調査結果を公表

日本格付研究所、生保の格付けを見直し
ニッセイ基礎研究所
第5回中高年パネル調査
サイバー犯罪の
検挙・相談状況
ペットの避妊・
去勢手術率調査
06年5月末の
自賠責保険・共済成績
シニアに人気の
犬種ランキングを発表
生命保険料控除制度
アンケート調査結果
生保事業概況
日本生命
住宅ローン融資利率改定
全国生協連8月の
生命・火災共済実績
06年8月末の
損保一般種目速報成績
全労済
7月末「こくみん共済」実績
オートバイテル・ジャパン
新車見積依頼ランキング
フィデリティ投信
退職後の生活資金調査
損保料率機構
地震保険付帯率40%超
[2006-12-27]
ロイター・ジャパン、個人投資家12月調査の結果発表

ロイター・ジャパンは、「ロイター個人投資家12月調査」の結果を発表した。
12月の日本株式に対する個人投資家の投資スタンスの強さを示すロイター個人投資家DIはプラス24と前月のマイナス10から大幅に改善し、2カ月ぶりに強気超となった。この理由として、「中間決算での業績上方修正は少なかったが、いずれ通期の上方修正がされると思う」(50代男性)や2007年度の与党税制改正大綱で「法人減税、証券税制優遇措置の延長」(40代男性)が決まったことなどを挙げている。また「団塊世代の退職による株式や投信への投資の増加と日本株の出遅れ」(60代男性)といった、退職金を中心にした団塊マネーへの期待感を挙げる声もプラス要因として聞かれた。
また、年初3カ月間の株価の安値と高値の予想を聞いたところ、07年1月〜3月末までの日経平均株価はコア・レンジで1万5925円〜1万7500円に推移するとの見方で、06年6月の年初来安値(終値ベース)1万4218円まで下落する可能性は低いとの見通しとなった。株価上昇の要因としては「3月末決算に向けて企業業績の上方修正が出ると考えられる」(30代男性)など、業績修正に伴う見直し買いへの期待を挙げている。しかし「ファンダメンタルズは悪くないが利上げで上値が重い」(40代男性)との声や「円高などが予想され、景気は踊り場入り」(60代男性)という、株価に対する不透明感を指摘する声などが聞かれた。同アンケートは12月11日から14日にかけて実施され、492人から回答を得た。
[2006-12-25]
損保協会、損保22社の9月中間期決算概況発表

損保協会は12月19日、加盟22社の2006年9月中間期決算概況を発表した。
それによると、今期は、(1)正味収入保険料が景気回復を反映し、前中間期に引き続き増収(0.8%増)となり、回復への足取りが強まってきたこと(2)9月の台風13号を中心とした、自然災害による保険金支払いの要素により収益が減少したこと―が主な特徴となっている。
経常収益は、保険引受収益4兆4768億円、資産運用収益2965億円、その他経常収益が203億円で、前年同期比143億円減の4兆7935億円となった。一方、経常費用は前年同期比714億円増の4兆6153億円。この結果、経常利益は前中間期の2640億円から857億円減益の1783億円となり、税引後の中間純利益も前中間期の1540億円から508億円減益の1033億円となった。
[2006-12-07]
9月末変額年金ランキング[2006年]


生保各社の2006年度上半期(06年3〜9月)業績が発表され、個人変額年金保険(以下変額年金)の資産残高が、2006年9月末で12兆7154億9600万円に達したことが明らかになった(件数は190万9280件)。銀行窓販による市場拡大が依然として続いており、06年3月末の10兆9614億1900万円から16%増、1兆7540億円強の増加となった。銀行窓販開始直前の02年9月末にはわずか5842億円だった資産残高は、その後の4年間で21倍に拡大した。取り扱い会社(22社)別にはハートフォード生命がシェア(資産残高ベース)で26%超となり、首位を堅持している。2番手以下の争いがし烈となっており、06年3月末に3位に甘んじた三井住友海上メットライフ生命が、アイエヌジー生命を抜き返し、2位に返り咲いた。4位の住友生命も資産残高を大きく伸ばし、2けたを超えるシェアを確保した。東京海上日動フィナンシャル生命は、06年度上半期の増加額で群を抜いたトップとなり、資産残高5位に浮上し、上位社を急追している。
[2006-11-30]
損保料率機構集計、06年7月末の自賠責保険・共済成績[2006年7月]

損保料率機構が集計した2006年7月末の自賠責保険・共済成績(速報ベース)によると、内国社、外国社、JA共済、全労済、全自共、交協連トータルで、台数1706万2531台、保険料(掛金)4908億6466万円となった。前年同期比は0.1%減となった。
このうち、内国社は4509億3627万円を計上し、前年同期比0.1%減。シェアは前年度から0.02ポイントダウンして、91.87%となった。外国社は9万7660台、4.6%減の25億12万円で、シェアは0.51%と前年度から0.02ポイントダウン。
AIUが外国社全体の92.38%を占める。この結果、損保合計では1556万2788台、前年同期から0.1%減の4534億3639万円となり、全体の92.38%を占めた。一方、共済は合計で149万9743台で、掛金は0.5%増の374億2827万円となった。シェアは7.62%と前年度から0.04ポイントアップした。
保険・共済合計に占める内国社のシェアは次のとおり。( )内は前年同期。
▽東京海上日動 =23.55(23.06)
▽損保ジャパン =19.58(20.35)
▽三井住友海上 =14.29(14.51)
▽あいおい損保 =13.83(13.57)
▽日本興亜損保 =8.77(8.65)
▽富士火災 =3.81(3.76)
▽ニッセイ同和損保 =3.10(3.07)
▽共栄火災 =2.03(2.05)
▽日新火災 =1.93(1.89)
▽朝日火災 =0.46(0.47)
▽大同火災 =0.23(0.23)
▽セコム損保 =0.19(0.19)
▽エース保険 =0.05(0.06)
▽セゾン自動車火災 =0.04(0.03)
【原付自賠責】
原付自賠責はこのうち、119万7765台、保険料(掛金)138億7619万円で、1.0%の減収。自賠責全体に占める割合は2.83%で、前年度より0.02ポイントダウンした。
[2006-11-30]
損保料率機構集計、8月末地震保険契約件数

損保料率機構は11月14日、2006年8月末現在の地震保険の契約件数をまとめた。
それによると、8月末の地震保険契約件数は1043万8448件となり、前年同期の969万6871件に比べて7.6%増加した。
地震保険契約件数は、2005年12月末に1000万件を突破し、06年1月末から7月末まで保有契約件数をさらに伸ばした。
8月末の実績を都道府県別に見ると、東京都の168万5351件(前年同期比6.8%増)をトップに、神奈川県100万2329件(同6.9%増)、愛知県84万9994件(同7.1%増)、大阪府78万9809件(同7.6%増)の1都1府2県で70万件を超えている。
以下、60〜50万件台で千葉県(61万4549件)、埼玉県(58万7493件)の順。40万件台で北海道(47万1731件)、福岡県(43万8038件)が続く。
なお、同集計は、居住用建物と生活用動産を対象として損保会社が取り扱っている「S地震保険」のみの数値であり、各種共済契約は含まれていない。
20061130
[2006-11-29]
本社調査、06年10月の損保一般種目速報成績

本社調査による2006年10月末の損保一般種目9社成績(速報ベース)がまとまった。累計の一般種目合計は収保4兆1897億円、対前年同期から1.7%増となった。業務停止処分を受けた損保ジャパンと三井住友海上の2社は減収したが、他の7社は増収をキープした。一方、10月単月では損保ジャパンが4カ月ぶり、また三井住友海上が3カ月ぶりの増収となり、全社が増収で9社合計は3.5%増となった。
【自動車】
10月末累計で1兆9802億円、0.1%増となった。損保ジャパンと三井住友海上、共栄火災の3社が累計で減収。単月では9社合計は0.7%増となった。東京海上日動が単月2.1%増、累計2.0%増と増収率トップ。
【自賠責】
収保6130億円、1.2%増となった。政府からの保険料等充当交付金の減額により、契約者の保険料の負担額が増えた影響などで、累計は損保ジャパン・三井住友海上除く7社で増収した。単月では全社が増収で9社合計は5.2%増と好調に推移している。
【火災】
収保6045億円、1.9%増となった。損保ジャパンと三井住友海上以外の7社は増収となった。
単月は全社が増収。地震保険の販売好調や住宅着工件数の増加などで、各社とも実績を伸ばしたもようだ。
【新種】
収保4724億円、6.8%増と賠償責任保険の販売が各社好調で、累計では全社が増収。単月ではあいおい損保を除く8社が増収で5.2%増となった。
【傷害】
収保3413億円、2.0%増と医療・がん保険などの第三分野商品の販売増が引き続きけん引して、累計では三井住友海上以外の8社が増収。
ただ単月では第三分野商品の無期限販売停止処分の影響により、三井住友海上が11.8%減となるなど、9社中5社が減収で、合計では0.3%増にとどまった。
【海上】
累計1783億円、7.6%増と種目別では最も増収率が高い。世界貿易の拡大で、外航にかかわる船舶・貨物保険が好調に推移している。単月でも合計12.7%増と伸びた。
*下表中、傷害保険・一般種目合計の集計数値における「医療・がん保険などの第三分野商品」の加算状況は次のとおり。
▽「1年もの」「長期」とも加算…損保ジャパン、あいおい損保、ニッセイ同和損保、富士火災
▽「1年もの」だけ加算…日本興亜損保、共栄火災
▽「長期」だけ加算…三井住友海上
▽加算なし…東京海上日動、日新火災
[2006-11-29]
生保9社の06年度上半期業績

生保大手・中堅9社の2006年度上半期業績が11月27日に出そろった。個人保険・個人年金の保有契約高は前年度末比2.5%減の943兆3978億円と19期連続で減少した。新契約高も前年同期比18.7%減の24兆9540億円と大幅に落ち込み、11期連続減少となった。一方、解約・失効高は前年同期比11.1%減の34兆2587億円と9期連続で大幅な改善を示した。契約高の減少が続く中、近年、各社が比重を高めていた医療保険などの第三分野も、新契約年換算保険料で三井生命を除く8社が前年同期に比べて実績を落とした。本業の利益を示す基礎利益は7社で増加し、うち6社が2けたを超える伸びとなり、前期比15.1%増の1兆1801億円となった。これまで生保の経営を圧迫してきた逆ざや額は、経済環境の好転を受け、絶対額の大きい大手社などで大幅な改善(減少)が続いている。
各社の業績(掲載順は総資産の順)を見ると、保有契約高では太陽生命、新契約高では大同生命とそれぞれ1社が増加したにとどまり、死亡保障マーケット自体が引き続き縮小していることを反映する形となった。
一方、近年、各社が注力してきた医療保険などの第三分野商品の契約動向を見る指標とされている年換算保険料では、第三分野の新契約で三井生命が前年同期比4割超の伸びを示したが、8社で前年同期に比べ実績を落とし、伸びが一服した。保有契約では大同生命を除く8社が前年度末比増加となり、保有契約全体の増加に寄与していることを示した。
また、銀行窓販での実績も新契約年換算保険料の増減を左右した。変額年金の販売好調が続く住友生命、定額年金と一時払い終身を伸ばした日本生命、定額年金が急増した第一生命の新契約が伸展した一方、変額年金の販売が激減した三井生命と定額年金の販売が大きく落ち込んだ富国生命が、前年同期比3割前後の大幅減となった。
基礎利益は7社が増益、うち6社で2けたを超える大幅な伸びとなった。前年度決算から7社が開示した三利源を見ると、危険差益(主に死差益)のウエートが大きいことは変わらないが、伸展に関しては逆ざや額の減少が大きく寄与した会社がほとんど。景気回復による経済環境の好転の影響は否定できない。
経営の健全性を示すソルベンシー・マージン(SM)比率は、全社で前年度末実績を上回るか前年度並みを維持し、6社が1000%を超える高水準となった。
営業職員数は9社合計で21万7822人となり、前年度より5599人、2.5%減少した。近年、反転の気配を見せていたが、全社で減少となった。
[2006-11-27]
全国生協連、10月の生命・火災共済実績

全国生協連は、2006年10月末の「生命共済」と「火災共済」の加入状況をまとめた。それによると、「生命共済」の当月加入者数は合計で13万4809人となり、この結果、累計加入者数は1281万8637人となった。一方、「火災共済」の当月加入件数は1万4488件で、累計では251万6162件となった。
【生命共済】
「生命共済」の10月単月の加入者数を会員生協別に見ると、埼玉が1万6805人(占率12.47%)、次いで、東京1万1449人(同8.49%)、大阪1万1392人(同8.45%)。
累計加入者数でも埼玉が217万594と続く。
【火災共済】
「火災共済」の10月単月の加入件数を会員生協別に見ると、埼玉の1412件(占率9.75%)を最高に、福岡1287件(占率8.88%)、東京1239件(同8.55%)、大阪1170件(同8.08%)、千葉916件(同6.32%の順になっている。
累計加入件数では、埼玉が33万2856件(占率13.23%)でほかを大きくリード。以下、東京25万2777件(同10.05%)、大阪23万5228件(同9.35%)、千葉20万5738件(同8.18%)、兵庫15万3533件(同6.10%)と続く。
[2006-11-27]
交通事故紛争処理センター、06年度上半期の相談件数

交通事故紛争処理センターがまとめた06年度上半期(4〜9月)の相談状況によると、相談件数は1万1197件(前年同期比1.3%増)となっている。うち新規来訪は3768件(同3.5%増)、再来7429件(同0.2%増)。
新規来訪者の内訳では、被害者側3141件、加害者側14件、判別難0件、双方613件。保険加入状況では対人相談が自賠責のみ15件、自賠責+任意保険2976件、任意保険のみ1件、無保険1件、その他1件。対物相談は任意保険774件、無保険23件、その他0件となった。
新規来訪者の相談内容は、対人が和解斡旋依頼2887件、賠償請求額2863件、後遺障害149件、過失割合101件、一般相談等88件。対物は和解斡旋依頼759件、賠償請求額375件、過失割合537件、一般相談等34件。
事案終結状況は、示談成立が2964件(同6.5%増)、審査会移行267件(同10.4%減)。また、司法手続・法律扶助協会・弁護士会等紹介が41件、損害額を算定し相手方との解決手続教示81件、取り下げ・斡旋不調424件、その他7件となった。
示談成立に至るまでの来訪回数は、「3回」が1011件で最も多く、示談成立件数の34.1%を占める。
[2006-11-27]
損保上位9社の06年9月中間決算

損保上位9社が11月22日までに発表した2006年9月中間決算によると、当期利益(単体ベース)は全社合計で1004億円となり、前年同期と比べて34.9%の大幅な減益となった。保険金不払い問題が響き、積立保険を除く正味収入保険料が全社合計で前年同期比0.5%の微増にとどまった上、保険事業の収支を示す保険引受利益が全社合計で202億円の損失を計上した。一方、景気回復の影響などを受け、利息配当金収入は2895億円と前年同期比18.4%増、有価証券の含み益は全社合計で前年同期比2割強増加し、8兆1043億円に膨らんだ。損害率は全社で悪化したものの、事業費率は4社で改善を見せた。
正味収入保険料は、9社合計で3兆5713億円となり、前年同期比0.5%増となった。東京海上日動が2.0%増と増収率でトップ。以下、あいおい損保が1.9%増、ニッセイ同和損保が1.2%増、日新火災が0.9%増、富士火災が0.3%増と5社が増収となったが、4社が減収となった。
前年度通期で4期ぶりの増収となった主力の自動車保険は、前年同期比0.2%増の1兆6903億円(前年同期1兆6861億円)で、かろうじて増収を維持。トップは東京海上日動の1.8%増で、以下、あいおい損保が1.7%増、ニッセイ同和損保が0.9%増、日新火災が0.3%増と4社が増収。
医療保険やがん保険などの第三分野商品では、本体と子会社の合計販売件数でトップとなったのが東京海上日動の30万件。損保ジャパンが23万件で続き、この2社が突出した実績を挙げた。
一方、損害率は全社で悪化した。最も低かったのがニッセイ同和損保の58.7%。以下、富士火災と日新火災の58.9%、あいおい損保の59.2%、東京海上日動と損保ジャパンの59.7%と続き、6社が60%を下回った。最も高かったのは日本興亜損保の61.6%。
事業費率は4社で改善。最も低かったのは損保ジャパンと三井住友海上の30.6%で、東京海上日動の30.7%、ニッセイ同和損保の32.0%、あいおい損保の32.4%と続く。
ソルベンシー・マージン比率は7社が1000%を超え、全社で800%を上回る水準となった。これらの結果、税引後損益で増益となったのは富士火災と共栄火災の2社だけで、日新火災が損失となるなど7社で減益となった。
[2006-11-21]
NTTレゾナントと三菱総合研究所、3万人対象に「健康食品の利用」調査

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントと三菱総合研究所(MRI)は、「gooリサーチ」登録モニターおよび「goo」ユーザーを対象に「健康食品の利用に関する」調査を実施した(有効回答数は2万8818人)。また併せて、「健康食品」に関する情報源や、その信頼性についての調査も行った。
今回の調査結果のポイントは次のとおり。
(1)「健康食品」の利用状況と目的
「健康食品」の利用状況は、過去の利用経験まで含めると約8割。利用目的の第1位は、「日常的な健康の保持増進」(68.1%)で、過半数の利用者が健康食品の利用目的を正しく認識していることが分かる。一方で、一部の消費者(6.4%)は「健康食品」を、病気の治療に用いる医薬品のように考えているという状況も明らかとなった。
(2)「健康食品」に関する情報
利用するきっかけとなった情報源としては、「テレビ番組を見て」(27.7%)、「インターネットを見て」(26.1%)、「家族・親類から勧められて」(23.5%)、「商品のパッケージを見て」(23.4%)が上位を占めた。
また、最も信頼度が高いとされたのは、「家族・親類からの情報」{70.8%:「大変信頼している(10.0%)」+「ある程度信頼している(60.8%)」}であり、「友人・知人からの情報」(68.3%)、「新聞」(67.5%)、「テレビ」(64.1%)、「インターネット」(56.9%)がそれに続いた。
また、トラブルを予防するための情報源としては、「新聞」、「親族・親類からの情報」、「友人・知人からの情報」、「テレビ」、「インターネット」などが挙げられた。
(3)「健康食品」に対する不具合などに関する情報
今回の調査では、「健康食品」をめぐる不具合や不満についても質問した。その結果、約4割が「期待していた効果が得られなかった」経験があると回答した。また、不具合などを予防するための情報源としては、「新聞」、「親族・親類からの情報」、「友人・知人からの情報」、「テレビ」、「インターネット」などが挙げられた。
(4)健康安全に関する情報伝播モデル
MRIでは、消費者の間で、健康安全に関する情報がどのように伝播するのかを模擬するシミュレーションモデルの開発に着手した。
[2006-11-14]
アドバンテッジ・リスク・マネジメント、企業の長期休業者の実態を調査

(株)アドバンテッジ・リスク・マネジメント(東京都目黒区、鳥越慎二代表取締役社長)は、自社で提供する企業向けの団体長期障害所得補償保険(GLTD)において、けがや疾病などの就業障害により30日以上の休業に至ったケースのうち、600例(男性390例、女性210例)を無作為に抽出し、長期休業者の発生状況について調査を実施、その結果を11月8日に発表した。
調査対象期間は2000年1月1日〜05年12月31日まで各年100例を抽出している。
調査の結果、30日以上の休業の原因として、うつ病を中心とする「メンタル疾患」が2000年では36%であったのに対し、05年では62%と、約1.7倍の増加を示した。2000年から05年の6年間を総計すると、休業原因の47.2%がメンタル疾患となり、「がん」(11.7%)、「事故・外傷」(9.3%)を大きく引き離し、最も高い数値となった。
また、メンタル疾患による休業者を、休業開始時の年代別に見ると、25〜29歳が27%と最も高く、30〜34歳(23%)、35〜39歳(15%)と続き、30歳前後の年代でのメンタル疾患による長期休業者が多い現状が明らかになった。
警察庁の統計では、8年連続して自殺者は3万人を超え、05年では、3万2552人にのぼり、厚生労働省の統計では、20代・30代の死因は自殺が最多となるなど、自殺は現代社会での大きな問題として存在している。
[2006-10-31]
生保協会集計、8月末の生保事業概況

生保協会はこのほど、2006年度8月末の生命保険事業概況(全38社合計)を集計した。
8月単月の新規契約高を保険種類別に見ると、個人保険4兆5758億円(前年比12.7%減)、個人年金保険6994億円(同0.8%増)、団体保険3426億円(同8.5%増)、団体年金保険0億円(同46.0%)。
また、06年度累計(4〜8月)では、個人保険29兆5203億円(同13.0%減)、個人年金保険3兆4995億円(同4.3%増)、団体保険2兆5009億円(同2.5%増)、団体年金保険19億円(同46.2%減)。
一方、8月末の保有契約高は、個人保険1052兆9491億円(同3.8%減)、個人年金保険82兆5481億円(同7.9%増)、団体保険381兆1285億円(同0.1%増)、団体年金保険32兆7295億円(同2.3%増)となった。
06年度中(4〜8月)の純増加金額を見ると、個人保険▲17兆6217億円、個人年金保険2兆1317億円、団体保険5333億円、団体年金保険▲146億円で、個人年金保険と団体保険が保有純増となっている。
8月単月の主要収支状況は、収入保険料2兆3214億円(前年比1.7%減)、保険金4777億円(同27.0%減)、年金1736億円(同7.7%増)、給付金2980億円(同9.0%減)、解約返戻金4138億円(同19.0%減)、その他返戻金517億円(同75.5%減)、事業費2854億円(同1.6%減)。
また、06年度累計(4〜8月)では、収入保険料11兆3871億円(前年比0.4%増)、保険金2兆4108億円(同19.3%減)、年金7444億円(同7.4%増)、給付金1兆5243億円(同1.5%増)、解約返戻金2兆1536億円(同9.9%減)、その他返戻金3895億円(同49.8%減)、事業費1兆4112億円(同1.2%増)などとなっている。
総資産の8月末残高は198兆2416億円(うち運用資産は192兆3656億円、構成比97.0%)。
主な資産運用状況を見ると、有価証券136兆5324億円(構成比68.9%)、貸付金36兆2255億円(同18.3%)、有形固定資産6兆8513億円(同3.5%)、買入金銭債権4兆2387億円(同2.1%)、現金および預貯金3兆1129億円(同1.6%)、金銭の信託2兆6141億円(同1.3%)、コールローン2兆4822億円(同1.3%)。
[2006-10-27]
損保料率機構、06年6月末の自賠責保険・共済成績

損保料率機構が集計した2006年6月末の自賠責保険・共済成績(速報ベース)によると、内国社、外国社、JA共済、全労済、全自共、交協連トータルで、台数1346万6933台、保険料(掛金)3862億8519万円となった。前年同期比は0.5%増となった。
このうち、内国社は1221万2868台、保険料3549億9521万円を計上し、前年同期比0.5%増。シェアは前年度から横ばいで、91.90%となった。外国社は7万7959台、4.9%減の19億8916万円で、シェアは0.51%と前年度から0.08ポイントダウン。
AIUが外国社全体の94.05%を占める。この結果、損保合計では1229万827台、前年同期から0.5%増の3569億8437万円となり、全体の92.41%を占めた。一方、共済は合計で117万6106台で、掛金は1.0%増の293億82万円となった。シェアは7.59%と前年度から0.04ポイントアップした。
保険・共済合計に占める内国社のシェアは次のとおり。( )内は前年同期。
▽東京海上日動 =23.43(23.04)
▽損保ジャパン =19.50(20.26)
▽三井住友海上 =14.61(14.55)
▽あいおい損保 =13.72(13.48)
▽日本興亜損保 =8.78(8.73)
▽富士火災 =3.81(3.78)
▽ニッセイ同和損保 =3.10(3.11)
▽共栄火災 =2.04(2.07)
▽日新火災 =1.92(1.90)
▽朝日火災 =0.47(0.47)
▽大同火災 =0.23(0.23)
▽セコム損保 =0.19(0.19)
▽エース保険 =0.05(0.06)
▽セゾン自動車火災 =0.04(0.03)
【原付自賠責】
原付自賠責はこのうち、94万2461台、保険料(掛金)109億3782万円で、0.3%の減収。自賠責全体に占める割合は2.83%で、前年度より0.02ポイントダウンした。
[2006-10-26]
格付投資情報センターまとめ、06年度上半期の企業年金運用状況

格付投資情報センター(R&I)のまとめによると、2006年度上半期(06年4月〜9月)の企業年金の平均運用利回り(時間加重収益率)は、生保の一般勘定を含む資産全体でマイナス0.32%となった。第2四半期がプラス2.90%となったことから第1四半期から大きく改善した。各資産の市場インデックス騰落率では、第2四半期は5資産でプラスとなったことから、上半期通算でも3資産がプラスとなった。特に資産構成で3割近くを占める外貨建て資産(外国株式・外国債券)が6%前後の上昇となり、全体のパフォーマンス改善に寄与した。
R&Iでは、厚生年金基金、企業年金基金、税制適格年金など企業年金プランスポンサーから、委託先の運用機関の運用実績の評価や運用コンサルティングの委託を受けている。
運用評価の対象は約130のプランスポンサーで、総額で11兆円程度の運用額規模(06年8月末)。委託先の信託銀行、生保、投資顧問会社など約1800ファンドのデータを基にパフォーマンスを計測・分析している。
今回の運用利回りは、顧客ベースでの全資産収益率の06年度第1四半期(4〜6月)までの実績値(マイナス3.13%)と06年度第2四半期(7〜9月)の推定値(プラス2.90%)を反映させた06年度上半期(4〜9月)の推定値になる。推定値では、06年9月の収益率を、06年8月末の時価構成比に、06年9月の各資産の市場インデックス騰落率を反映させて算出している。
また、企業年金のカテゴリー間で、運用方針の違いによる格差が引き続き見られた。全体の約3分の1を占める厚生年金基金(総合型)がマイナス0.62%(第1四半期実績値マイナス3.76%+第2四半期推定値プラス3.27%)だったのに対して、全体の約3分の2を占めるそれ以外の企業年金(厚生年金基金[単独・連合型]、企業年金基金、税制適格年金など)はマイナス0.18%(同実績値マイナス2.89%+同推定値プラス2.79%)で0.5%近くの開きが出た。
厚生年金基金(総合型)とそれ以外の企業年金では、国内株式の組み入れ比率で9%、外国株式で4%の差があるなど、運用に対するスタンスの違いがパフォーマンスにも表れた格好となっている。
同期間の資産別市場インデックス騰落率(円ベース)は、第2四半期が全資産でプラスとなったことから持ち直し、外国債券がプラス6.14%、外国株式がプラス5.58%、国内債券がプラス1.23%と3資産が上昇。国内株式がマイナス6.34%、転換社債がマイナス5.10%と2資産が下落した。外貨建て資産の市場インデックスは、外国株式では米ドルが約56%、外国債券ではユーロ圏が約55%、米ドルが約29%を占めている。
同期間の為替相場は対米ドルが0.1%、対ユーロが4.7%、対ポンドが7.8%と主要3通貨すべてで円安となり、パフォーマンス向上に寄与した。現地通貨ベースで見ても、外国株式が3.08%、外国債券が2.49%と堅調となっていた。
06年8月末現在の資産別時価平均構成比は、国内株式が27.3%、国内債券が26.5%、転換社債が0.0%、外国株式が19.2%、外国債券が9.6%、その他(短期金融商品や現金など)が7.9%、生保の一般勘定が9.5%だった。
年間ベースの運用利回りは、02年度まで3年連続でマイナスを記録していたが、03年度から05年度まで3年連続でプラスとなっている。
[2006-10-24]
本社調査、06年9月損保一般種目速報成績

本社調査による2006年9月末の損保一般種目9社成績(速報ベース)がまとまった。累計の一般種目合計は収保3兆5887億円、対前年同期から1.5%増となった。各社別には東京海上日動が累計4.2%増と大きく増収している。金融庁から業務停止命令を受けた損保ジャパンと三井住友海上の2社は海上保険以外の全種目が単月で減収となった。
【自動車】
9月末累計で1兆6960億円、前年度から横ばいで推移。前月末から0.2ポイントダウンした。損保ジャパン(1.8%減)と三井住友海上(2.1%減)の大手2社が行政処分の影響で減収したのが大きな要因だ。一方、好調なのは東京海上日動で、主力商品の「トータルアシスト」がけん引し、累計で2.0%増となった。
【自賠責】
収保5247億円、0.6%増となった。政府からの保険料等充当交付金の減額により、契約者の保険料の負担額が増えた影響などで、累計は損保ジャパン・三井住友海を除く7社で増収した。ただ単月では増収は3社にとどまり、合計で2.7%減となった。
【火災】
収保5102億円、0.9%増となった。単月・累計ともあいおい損保が増収率トップ。同社は単月10.3%増、累計9.6%増。
【新種】
収保4104億円、7.2%増と賠償責任保険の販売が各社好調で、最も増収率が高い種目となった。中でも東京海上日動は累計で17.9%増、ニッセイ同和損保も11.7%増とともに2けた増収となった。一方単月では三井住友海上が15.2%減となるなど大手3社が減収し、合計で4.6%減となった。
【傷害】
収保2955億円、2.3%増と医療・がん保険などの第三分野商品の販売増が引き続きけん引して、累計では三井住友海上以外の全社が増収。単月では損保ジャパン・三井住友海上・日新火災の3社を除く6社が増収となった。
【海上】
累計1518億円、6.7%増となった。世界貿易の拡大で、外航にかかわる船舶・貨物保険が好調に推移している。単月でも3.2%増となり、唯一増収した種目となった。
*下表中、傷害保険・一般種目合計の集計数値における「医療・がん保険などの第三分野商品」の加算状況は次のとおり。
▽「1年もの」「長期」とも加算…損保ジャパン、あいおい損保、ニッセイ同和損保、富士火災
▽「1年もの」だけ加算…日本興亜損保、共栄火災
▽「長期」だけ加算…三井住友海上
▽加算なし…東京海上日動、日新火災
[2006-10-18]
損保協会、台風13号の支払見込み1219億円で史上6番目に

損保協会は10月16日、九州を中心に9月15日から20日にかけて被害をもたらした台風13号の保険金支払見込額をまとめ、20社合計1219億円になると発表した。
保険種目別にみると、自動車保険110億3400万円(台数4万653台)、火災保険1090億2000万円(証券件数12万9132件)、新種保険18億9100万円(証券件数2612件)で、合計1723億9700万円(件数12万1945件)となっている。
自動車保険には商品車の損害に対する支払いを含む。合計件数は、台数と証券件数の合計。
県別にみると、福岡県603億3200万円(7万8526件)、佐賀県111億3700万円(1万6370件)、長崎県274億8900万円(3万7721件)、宮崎県18億5700万円(2640件)、その他211億3000万円(3万7140件)。
過去の主な高額支払保険金(見込み含む)の中では、台風19号(1991年9月)の5679億円、台風18号(2004年9月)の3874億円、台風18号(1999年9月)の3147億円などの支払いに続いて史上6番目の支払い額になる。
[2006-10-13]
法務省入国管理局、06年版「出入国管理」を発刊

法務省入国管理局は2006年版「出入国管理」(通称・入管白書)を発行。05年を中心とした最近の出入国者の動向を概観するとともに、出入国管理行政を取り巻く状況や入国管理局としての取り組み状況等についてまとめている。
1959年に初めて発刊され、その後5、6年ごとに、2003年からは毎年発行されている。同書は、A4判・231ページ。第1部は出入国管理行政をめぐる状況、第2部は主要な施策から構成される。概要は次のとおり。
05年の外国人入国者数は、中部空港の開港、羽田空港のチャーター便増便など輸送力の増大のほか、愛・地球博の開催や、それに伴う韓国人および台湾居住者に対する査証免除措置、中国人訪日団体観光旅行の査証発給地域の拡大等とあいまって、前年比10.3%増の745万103人で、過去最高を記録した。
05年末現在の外国人登録者数は、日本において中・長期的に生活を送る人が増加する中で、前年比1.9%増の201万1555人で、過去最高を毎年更新している。日本の総人口に占める割合も1.57%で過去最高を更新した。
【不法残留者数は減少傾向】
06年1月1日現在の不法残留者数は、厳格な入国審査の実施、関係機関との密接な連携による入管法違反外国人の集中摘発の実施等総合的な不法滞在者対策により、前年比6.5%減の19万3745人で、過去最高であった1993年5月1日現在の29万8646人から減少している。
テロの未然防止、出入国管理の一層の円滑化および構造改革特別区域法による特例措置等の全国における実施のための規定の整備を目的とする「出入国管理および難民認定法の一部を改正する
法律」が06年5月24日に公布された。同法では、上陸審査時における外国人の個人識別情報の提供に関する規定の整備、退去強制事由に関する規定の整備、上陸審査手続を簡素化・迅速化するための規定の整備が盛り込まれた。
【不法滞在外国人半減への取り組み】
03年12月に決定された「犯罪に強い社会の実現のための行動計画」に沿って、不法滞在者を08年までの5年間で半減させるため、入国管理局では、不法滞在を目的とする外国人を日本に「来させない」「入らせない」「居させない」の3本を柱として、在留資格認定証明書交付申請にかかる厳格な入国事前審査、厳格な上陸審査の実施、偽変造文書鑑識の強化、効果的な摘発の実施など、関係機関とも緊密に連携しながら、不法滞在者対策に取り組んでいる。
また、総合的、包括的な人身取引対策を講ずることを目指して、04年12月、「人身取引対策行動計画」が策定された。入国管理局においては、同計画に沿って、入管法を改正した(05年6月22日成立、同年7月12日から同部分について施行)ほか、関係機関と連携しつつ、人身取引の被害者の保護のための取り組みを行っている。
さらに、テロの未然防止を図り、国民の安全を確保するため、入国管理局においては、APISの活用、リエゾン・オフィサーの派遣、セカンダリ審査およびプレクリアランスなど新たな手法も導入して、一層厳格な出入国審査等を実施している。また、04年12月に決定された「テロの未然防止に関する行動計画」を踏まえ、前記の改正入管法が成立した。
【外国人労働者の円滑な受け入れ】
構造改革特別区域で実施されている外国人研究者受け入れ促進事業について、全国展開することが決定され、5月24日に公布された改正入管法では、全国で実施するための規定の整備がなされた。永住許可にかかわる一般的要件や、在留年数にかかわる基準をホームページで公表するなどの措置を講じた。
外国人医師、看護師の受け入れにかかる就労制限を緩和した。
また、04年度に引き続き、特区において、外国人研修生受入れによる人材育成促進事業を実施した。適正な研修・技能実習の実施が確保されているか否かについて、団体監理型を中心に実態調査を積極的に実施したところ、05年においては、180機関で不正行為を行ったことが認められた。
再研修および交替制による研修にかかわるガイドラインおよび事例を、ホームページで公表する等の措置を講じた。
留学生については、勉学の意思・能力や経費支弁能力を有しているか否かについて慎重に確認することとしているが、05年度においても引き続き同様の審査方針に基づいた審査を行ったほか、教育機関に対し、在籍管理の実施の徹底等を求めた。特区において実施されている夜間大学院留学生受け入れ事業について、全国において実施するための規定の整備がなされた。
05年度は、多数の不法就労外国人が潜伏・稼働していると思われる首都圏を管轄する東京入国管理局に加え、名古屋入国管理局にも摘発方面隊を設置し、首都圏から中部地方にかけて摘発体制を整備した。
03年10月から東京入国管理局と警視庁間を皮切りに、入管法第65条に基づく身柄引き取りの運用拡大を順次実施した結果、05年9月、すべての都道府県警察との間で運用拡大が実施され、全国の入管法第65条に基づく身柄引取り総数は、前年比1329人増の5671人となった。
[2006-10-12]
金融庁、消費者団信の調査結果を公表

金融庁は10月6日、2006年3月末時点において消費者信用団体生命保険(消費者団信)に加入している貸金業者(12団体17業者)およびその主幹事保険会社へのヒアリング調査結果を公表した。消費者団信については、「少額で短期の債権の回収のために保険が不当に利用されている」「債務者が知らないうちに保険に加入している」などの指摘があり、金融庁は今回、これらの指摘を踏まえて実施したもの。ヒアリングの結果は次のとおり。
無担保無保証貸し付けの口座数1408万件(延べ)に対して、被保険者数(延べ)は1344万人にのぼっている。消費者団信を取り扱う貸金業者からの借り手は、そのほとんどが消費者団信の被保険者となっている。なお、06年3月末時点で、14業者において借入申込と保険加入同意が同一書面であり、別書面としていたのは2業者のみだった。
また、保険金受取件数のうち、死因などが判明していないものは52.3%を占めた。保険会社と貸金業者の約款では、保険金の請求に当たり、一定額以下の支払いについて、死亡診断書など、死因を記載した文書の添付が省略できる取り扱いとなっている例が多かった。
自殺を原因とする受取件数は、総受取件数の9.4%、死因等判明件数の19.8%を占めた。
※参考(警察庁資料):04年度人口動態統計における死亡原因のうち自殺が占める割合は、20〜49歳25.09%、20〜59歳15.29%、20〜69歳9.04%。05年中の自殺者3万2552人中「遺書あり」の自殺者は1万360人。うち、「経済・生活問題」が原因・動機と考えられるものは、3255人(31.4%)。
消費者団信契約の状況(消費者金融業者・06年3月末時点)は次のとおり(団体名―主幹事保険会社)。
▽アコム(株)―明治安田生命▽アイフル(株)―明治安田生命▽(株)武富士―エイアイジー・スター生命▽プロミス(株)―日本生命▽CFJ(株)―明治安田生命▽GEコンシューマー・ファイナンス(株)―AIGエジソン生命▽三洋信販(株)―三井生命▽シンキ(株)―第一生命▽(株)クレディア―第一生命▽丸和商事(株)―三井生命▽(株)栄光―AIGエジソン生命▽日本消費者金融協会((株)ステーションファイナンス、平野商事(株)、(株)イコー、(株)エイト、クリア神戸、日本債券(株))―三井生命。
※このほか、(株)セゾンファンデックス(主幹事保険会社:AIGエジソン生命)が06年3月から契約を開始しているが、生保協会の統計上、05年度末の消費者団信の契約団体数27(うち消費者金融業者は12団体)に計上されていない。また、ステーションファイナンスは、貸金業関係統計資料上「信販会社」、平野商事は「建設・不動産業者」とされている。
06年3月期消費者団信実績(消費者金融17業者合計)は、総口座数(期末)1408万1813件、被保険者数(期末)1343万6442人、保険契約高(期末)7兆8746億円、保険金受取5万1997件(302億円)、支払保険料376億円。
死因などが判明している保険金受取件数の割合は47.7%であり、17社中最小の社は20.9%、最大の社は100%であった。
1件当たりの支払い金額は、「病死・事故」が62.3万円、「自殺」が87.1万円、「死因等不詳」が49.2万円。
自殺を原因とする保険金受取件数の割合は9.4%であり、17社中最小の社は4.5%、最大の社は25.0%。「自殺を原因とする保険金受取件数」の「死因等判明件数」に占める割合は19.8%であり、17社中最小の社は11.2%、最大の社は33.3%であった。
消費者団信実績(大手消費者金融5社)は、アコム、アイフル、武富士、プロミス、三洋信販の合計で、支払保険料は04年が268億円、05年294億円、06年287億円となっている。
[2006-10-11]
日本格付研究所、生保の格付けを見直し

日本格付研究所(JCR)は10月6日、生保10社のCPA(保険金支払能力)およびCPの格付けを見直すとともに、新たに長期優先債務の格付けを発表した。
JCRによれば、多くの主要生保は、順調に推移した本業の利益を源泉とした内部留保が進み、支払い余力は改善してきている。
中核商品の死亡保障商品の保有契約高減少は続いているが、医療保険などの第三分野の貢献もあり一定の危険差益を維持し、危険差益および費差益で、逆ざやを十分補ったことが、内部留保につながった。
主要生保は、引き続き価格変動リスクを抱えているが、中核的な資本が増加しており、自己資本の充実度が改善してきている。さらに、安定的なリスク・バッファーとしての評価には限界があるが、株式市場の回復を背景に、一定の株式含み益も確保。
中期的に見ても、複数の生保が、既契約からの収益を下支えとして、一定の内部留保を進めると想定される。
さらに長い視点から、保険ニーズのシフト、競争激化など事業環境が変化する中、各生保が、顧客視点も考慮した上で、いかに競争力の強化につながるビジネス・モデルを構築し、十分な内部管理体制の下で収益基盤を維持・強化するかを見守って行く。
【長期優先債務格付け・CPA格付け一覧】長期優先債務(格付け・見通し)―CPA(格付け・見通し)の順。
▽日本生命 AAp(新規)・ポジティブ―AAp(据置)ポジティブ▽第一生命 AAマイナス(新規)・安定的―AAマイナス(Aプラスから変更)・安定的▽明治安田生命 Aプラス(新規)・安定的―Aプラス(据置)・安定的▽住友生命A(新規)・安定的―A(Aマイナスから変更)・安定的▽三井生命BBB(新規)・安定的―BBB(据置)・安定的▽太陽生命Aプラス(新規)・安定的―Aプラス(据置)・安定的▽大同生命AAマイナス(新規)・安定的―AAマイナス(据置)・安定的▽朝日生命BB(新規)・安定的―BB(据置)・安定的▽富国生命Aプラスp(新規)・安定的―Aプラスp(据置)・安定的▽T&DフィナンシャルA(新規)・安定的―A(据置)・安定的。
【国内CP格付け一覧】▽日本生命 3000億円 Jー1プラス(据置)▽第一生命 1000億円 J―1プラス(据置)▽明治安田生命 1000億円 J―1プラス(据置)。
バックアップラインについては、全社「なし」。
[2006-10-10]
ニッセイ基礎研究所、第5回中高年パネル調査

ニッセイ基礎研究所は、2005年12月に第5回「中高年パネル調査(暮らしと生活設計に関する調査)」を実施し、その結果の一部を発表した。それによると、中高年男性にも情報化の波が押し寄せており、プレ団塊世代の携帯電話利用率は8割に達する。また、公的介護保険制度を「頼りにしている」割合は7割強で、プレ団塊世代で1999年調査より約4割増加した。調査データは、今後さらに分析を進めていく予定。
「中高年パネル調査」では、中高年の男性(1933年〜47年生まれ)の同一人物を、97年、99年、01年、03年、05年の計5回にわたり、追跡的に調査している。調査対象には、「団塊の世代」(47〜49年生まれ)の定年を来年に控え、「団塊の世代」や「プレ団塊世代」(43〜47年生まれ[団塊世代を1年含む])も含まれ、興味深い特徴が見られた。
《情報機器の利用率》
05年調査における情報機器の利用率は、携帯電話が65.6%、パソコンが36.8%、インターネットが24.7%、電子メールが22.6%となっている。
情報機器の利用率は、年齢が若いほど、調査年度が新しいほど高い。「プレ団塊世代」の利用率を見ると、携帯電話は79.9%、パソコンは49.8%に上っている。
《夫婦の意思疎通》
配偶者との意思の疎通度合いを尋ねたところ、「まあできている」が74.8%と大半を占め、「非常にできている」も12.9%見られる。合わせて9割弱の中高年男性は、配偶者との意思疎通が「できている」と回答している。
《公的介護保険制度》
同居家族の中で、介護が必要な人がいる割合は1割程度である。プレ団塊世代を見ると、この割合は97年と比べると微増している。
公的介護保険制度を「頼りにしている」割合(「とても頼りにしている」と「頼りにしている」の計)は7割強である。プレ団塊世代を見ると、この割合は99年から約4割上昇している。
民間介護保険の保有割合は6.5%とわずかだが、「将来保有したい」割合も含めると2割強に上る。58〜62歳では保有意向がやや強い。
《家計収入》
1カ月の収入(平均)は40万円で、年齢が高いほど減少する傾向が見られる。これに対し、1カ月の消費支出(平均)は22万円で、年齢による顕著な差は見られない。
プレ団塊世代を見ると、01年調査以降については、99年調査に比べて収入(平均)が低くなっている。
《中高年男性の生きがい》
何をしているときに生きがいを感じるかと尋ねたところ、いずれの年齢層においても、「趣味など自分の好きなことをしているとき」「家族と団らんの時を過ごしているとき」が上位2位となっている。「親しい友人と話をしているとき」「ボランティア活動をしているとき」の回答割合は年齢が上がるほどやや高くなる一方で、「仕事に打ち込んでいるとき」は高い年齢層でやや低い。
【調査の概要】
▽調査方法
同調査は、高齢社会の主役となる中高年のライフコースに焦点を絞り、その変動を明らかにすることで、高齢社会におけるさまざまな社会基盤の在り方を模索するための材料を得ることを目的として実施。97年の第1回調査から05年の第5回調査まで、訪問留め置き法により、調査対象の中高年のそれまでのライフコースを回想法で明らかにし、同一の回答者を2年ごとに追跡して調査した。
▽調査対象
33年から47年生まれの全国に住む男性(調査開始時点の97年において50〜64歳の人、エリアサンプリング法により抽出)。
▽調査の回収状況
配布・回収の方法は、訪問配布・訪問回収。99〜05年の調査は、前回調査(2年前)の回答者に調査票を配布した。各回調査の回収(サンプル)数は次のとおり。
[97年]1502 [99年]1034 [01年]910 [03年]814 [05年]742
今回の報告は、第5回の調査に回答した742サンプルをベースに集計した。
[2006-10-10]
警察庁、サイバー犯罪の検挙・相談状況発表

警察庁は、06年上半期のサイバー犯罪の検挙・相談状況について発表した。主な内容は次のとおり。
▽サイバー犯罪の検挙状況
サイバー犯罪(情報技術を利用する犯罪)の検挙件数は1802件であり、前年同期と比べて190件、11.8%増加した。主な特徴としては、不正アクセス禁止法違反が265件で前年同期より33.8%増加した。ネットワーク利用犯罪では、詐欺が733件で全体の約4割を占め、前年同期より9.1%増加。このうち86.6%は、インターネット・オークションに関するもの。また、児童買春事案が169件で、前年同期より18.2%増加している。
▽サイバー犯罪などに関する相談状況
(1)都道府県警察サイバー犯罪相談窓口など
都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口などで担当者が受理した相談件数は3万565件であり、前年同期と比べて1万9914件、39.5%減少した。
詐欺・悪質商法に関する相談は1万583件で、前年同期より63.6%減少する一方で、名誉き損・ひぼう中傷などに関する相談が3629件で前年同期より39.1%増加した。
(2)インターネット安全・安心相談システム
05年6月から運用を開始した、インターネット上の困りごとについて基本的な対応策の情報提供などを行う「インターネット安全・安心相談システム」へのアクセス数は、06年6月末までに延べ40万9954件(1日平均1079件)であった。
検挙事例としては、▽電子計算機使用詐欺(5月・新潟)=被疑者の元団体職員・男性28歳は、自分が勤務していた農業協同組合のオンラインシステムを不正に操作し、組合員の共済掛金総額約513万円を自分や母親名義の貯金口座に振り込んで、財産上不法な利益を得た▽電子計算機損壊等業務妨害事件(4月・警視庁)=被疑者の無職・男性61歳は、財団法人が運営するサーバコンピューターに不正にアクセスした上で、サーバコンピューター内のデータファイルを消去して、業務を妨害した。不正アクセス禁止法でも検挙。
[2006-10-03]
アニコムクラブ、ペットの避妊・去勢手術率調査

アニコムクラブは、「どうぶつ健保」に加入している犬猫を対象に避妊・去勢手術率の調査を行った(加入時に1歳の犬12万6075頭、1歳の猫9944頭を対象)。
その結果、手術を受けている割合は、1歳の猫が39.9%、1歳の犬が13.3%となった。
雄の去勢手術には「攻撃性の低下(けんかの減少、しつけのしやすさ)」「マーキングの減少」「交配抑制によるストレスの減少」「肛門周囲腺腫、前立腺の病気などの発症率の低下」、雌の避妊手術には「生理・発情がなくなる」「望まない妊娠を防ぐ」「子宮、卵巣や乳腺の病気の発症率の低下」などのメリットがある。しかし、手術が全身麻酔下で行われるというリスクもある。
動物愛護週間(9月20〜26日)は、「広く国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため」設けられている。同社では、「この機会に、家族の一員であるどうぶつの病気予防効果が期待できる避妊・去勢手術について考えてほしい」としている。
[2006-09-29]
損保料率機構集計、06年5月末の自賠責保険・共済成績

損保料率機構が集計した2006年5月末の自賠責保険・共済成績(速報ベース)によると、内国社、外国社、JA共済、全労済再共済連、全自共、交協連トータルで、台数972万8747台、保険料(掛金)2779億8695万円となった。前年同期比は1.1%増となった。
このうち、内国社は881万6195台、保険料2552億6060万円を計上し、前年同期比1.2%増。シェアは前年度から0.14ポイントアップし、91.82%となった。外国社は5万8198台、4.5%減の14億8791万円で、シェアは0.54%と前年度から0.07ポイントダウン。
AIUが外国社全体の94.06%を占める。この結果、損保合計では887万4393台、前年同期から1.2%増の2567億4851万円となり、全体の92.36%を占めた。一方、共済は合計で85万4354台で、掛金は0.4%減の212億3844万円となった。シェアは7.64%と前年度から0.11ポイントダウンした。
保険・共済合計に占める内国社のシェアは次のとおり。( )内は前年同期。
▽東京海上日動 =23.18(23.03)
▽損保ジャパン =19.97(20.15)
▽三井住友海上 =14.53(14.43)
▽あいおい損保 =13.54(13.36)
▽日本興亜損保 =8.75(8.76)
▽富士火災 =3.81(3.82)
▽ニッセイ同和損保 =3.09(3.15)
▽共栄火災 =2.05(2.10)
▽日新火災 =1.91(1.90)
▽朝日火災 =0.47(0.48)
▽大同火災 =0.24(0.23)
▽セコム損保 =0.19(0.18)
▽エース保険 =0.05(0.06)
▽セゾン自動車火災 =0.03(0.03)
【原付自賠責】原付自賠責はこのうち、66万9384台、保険料(掛金)78億1092万円で、0.9%の減収。自賠責全体に占める割合は2.81%で、前年度より0.06ポイントダウンした。
[2006-09-27]
アニコムクラブ、シニアに人気の犬種ランキングを発表

アニコムクラブは、「どうぶつ健保」加入者のうち65歳以上のシニア層に人気が高い犬種について調査を行った(2005年10月1日〜06年9月10日に「どうぶつ健保」に新規加入した7万8902頭のうち、契約者が65歳以上の2849頭が対象)。
それによると、小型犬の人気が高いのは全体的な傾向といえるが、シニア層に限った場合では、柴犬、シーズーが全体での割合と比べて2割以上の人気となった。
同調査の結果は次のとおり。
▽シニアに人気の犬種ランキング:1位ダックスフンド・ミニチュア、2位プードル・トイ、3位チワワ、4位柴犬、5位シー・ズー。
[2006-09-27]
生保協会、生命保険料控除制度アンケート調査結果

生保協会は、生命保険料控除制度に関する幅広い国民の意識を調査・分析するため、全国生命保険労働組合連合会(生保労連)と共催で、6月19日から7月3日の期間に生命保険料控除制度に関するアンケートを実施し、集計結果を取りまとめた。今回の調査では、目標とした100万人を上回る、123万9934人から回答があり、集計結果から自助努力支援税制としての生命保険料控除制度に対する国民の高い支持が確認された。
【少子高齢化への対応重点要望項目に】
今回のアンケート調査によると、「生命保険による自助努力を税制面から支援する生命保険料控除制度は必要」と回答した人の割合は94.7%、「生命保険料控除制度を拡充してほしい」は84.9%、「生命保険料控除制度は簡素で分かりやすい方がよい」が75.1%という結果となった。
また、生命保険料控除制度による税制支援が必要な保障範囲については、「遺族保障」が56.0%、「老後保障」が65.0%、「医療保障」が68.7%、「介護保障」が50.3%と、すべての保障で、必要という回答が過半数となった。
一方、少子化の要因として「子どもの生活費や教育費の負担」が挙げられ、少子化対策として「経済的支援」が検討されている。少子化対策として、万一の際に遺族(子どもを含む)の生活保障を支える生命保険を対象とした生命保険料控除制度が役に立つと考えるかという問いに対して、76.3%が役に立つと答えた。
[2006-09-26]
生保協会集計、06年度7月末の生保事業概況

生保協会はこのほど、2006年度7月末の生命保険事業概況(全38社合計)を集計した。
7月単月の新規契約高を保険種類別に見ると、個人保険8兆1669億円(前年比17.7%減)、個人年金保険7721億円(同2.2%増)、団体保険2363億円(同58.5%減)、団体年金保険▲32億円(―)。
また、06年度累計(4〜7月)では、個人保険24兆9444億円(同13.0%減)、個人年金保険2兆8001億円(同5.3%増)、団体保険2兆1583億円(同1.6%増)、団体年金保険18億円(同46.2%減)。
一方、9月末の保有契約高は、個人保険1057兆9837億円(同3.8%減)、個人年金保険81兆8759億円(同7.6%増)、団体保険381兆7555億円(同0.0%増)、団体年金保険32兆6407億円(同1.3%増)となった。
06年度中(4〜7月)の純増加金額を見ると、個人保険▲12兆5871億円、個人年金保険1兆4595億円、団体保険1兆1602億円、団体年金保険▲1034億円で、個人年金保険と団体保険が保有純増となっている。
7月単月の主要収支状況は、収入保険料2兆2706億円(前年比4.0%減)、保険金4743億円(同15.8%減)、年金1257億円(同9.0%増)、給付金2903億円(同12.6%増)、解約返戻金4175億円(同16.5%減)、その他返戻金582億円(同78.2%減)、事業費3135億円(同5.2%増)。
また、06年度累計(4〜7月)では、収入保険料9兆657億円(前年比1.0%増)、保険金1兆9330億円(同17.2%減)、年金5707億円(同7.4%増)、給付金1兆2262億円(同4.5%増)、解約返戻金1兆7397億円(同7.4%減)、その他返戻金3377億円(同40.3%減)、事業費1兆1258億円(同1.9%増)などとなっている。
総資産の7月末残高は197兆1296億円(うち運用資産は191兆2424億円、構成比97.0%)。主な資産運用状況を見ると、有価証券135兆7720億円(構成比68.9%)、貸付金36兆4597億円(同18.5%)、有形固定資産6兆8594億円(同3.5%)、買入金銭債権3兆9938億円(同2.0%)、現金および預貯金3兆444億円(同1.5%)、金銭の信託2兆6052億円(同1.3%)、コールローン2兆1721億円(同1.1%)。
[2006-09-26]
日本生命、住宅ローン新規融資利率を改定

日本生命は、ニッセイ住宅ローンの新規融資利率を改定した。
固定金利型を、10年以内3.91%から3.75%へ、11〜15年4.32%から4.21%へ、16〜20年4.56%から4.44%へ、21〜25年4.78%から4.66%へ、26〜30年4.80%から4.68%へ改定。固定金利選択型を、10年3.91%から3.75%へ、15年4.32%から4.21%へ改定。2年、3年、5年型は据え置いた。
[2006-09-20]
全国生協連、8月の生命・火災共済実績

全国生協連は、2006年8月末の「生命共済」と「火災共済」の加入状況をまとめた。それによると、「生命共済」の当月加入者数は合計で9万8054人となり、この結果、累計加入者数は1266万268人となった。一方、「火災共済」の当月加入件数は1万2505件で、累計では249万7832件となった。
【生命共済】
「生命共済」の8月単月の加入者数を会員生協別に見ると、埼玉が1万4452人(占率14.74%)、次いで東京9230人(同9.41%)、大阪8551人(同8.72%)、福岡5350人(同5.46%)、千葉5299人(同5.40%)、愛知4592人(同4.68%)、広島3539人(同3.61%)、神奈川3193人(同3.26%)、静岡3019人(同3.08%)で、この9単組が3000人を超えている。
累計加入者数でも埼玉が215万5105人(占率17.02%)でトップとなり、以下、東京125万6173人(同9.92%)、大阪109万689人(同8.62%)、千葉96万8202人(同7.65%)、愛知62万8963人(同4.97%)、福岡53万7699人(同4.25%)、兵庫47万5039人(同3.75%)、広島43万7578人(同3.46%)、神奈川42万1604人(同3.33%)、静岡39万4740人(同3.12%)、茨城35万7962人(同2.83%)と続く。また宮城(29万119人)、新潟(24万9154人)、長野(24万7641人)など7単協で20万台をあげている。
【火災共済】
「火災共済」の8月単月の加入件数を会員生協別に見ると、埼玉の1415件(占率11.31%)を最高に、東京の1090件(同8.72%)、大阪の980件(同7.84%)、千葉915件(同7.32%)、福岡911件(同7.29%)、兵庫629件(同5.03%)、神奈川385件(同3.08%)、新潟384件(同3.07%)、愛知384件(同3.07%)、北海道323件(同2.58%)、鹿児島317件(同2.53%)、福島306件(同2.45%)の順になっている。
累計加入件数では、埼玉が33万1298件(占率13.26%)でほかを大きくリード。以下、東京25万1564件(同10.07%)、大阪23万4052件(同9.37%)、千葉20万4611件(同8.19%)、兵庫15万2673件(同6.11%)、福岡14万2856件(同5.72%)、神奈川9万9860件(同4.00%)、新潟8万7625件(同3.51%)、茨城7万2616件(同2.91%)、広島6万7976件(同2.72%)、群馬6万7640件(同2.71%)、宮城6万3262件(同2.53%)と続く。
[2006-09-19]
保険毎日新聞調査、06年8月末の損保一般種目速報成績

本社調査による2006年8月末の損保一般種目9社成績(速報ベース)がまとまった。累計の一般種目合計は収保3兆227億円、対前年同期から2.1%増となった。各社別には東京海上日動が累計5.2%増と大きく増収している。金融庁から業務停止命令を受けた損保ジャパンと三井住友海上の2社は8月単月で減収となった。
【自動車】
8月末累計で1兆4340億円、0.2%増と増収をキープしたが、前月末から0.1ポイントダウンした。損保ジャパン(1.8%減)と三井住友海上(1.5%減)の大手2社が行政処分の影響で減収したのが微増にとどまった大きな要因だ。一方、好調なのは東京海上日動で、主力商品の「トータルアシスト」がけん引し、単月・累計ともに2.2%増で増収率トップとなっている。
【自賠責】
収保4290億円、1.3%増となった。政府からの保険料等充当交付金の減額により、契約者の保険料の負担額が増えた影響などで、累計は損保ジャパンを除く8社で増収した。単月では全社が増収となった。あいおい損保が単月5.8%増と増収率トップ。
【火災】
収保4182億円、1.6%増となった。単月・累計ともあいおい損保が増収率トップ。同社は単月17.0%増、累計9.5%増。損保ジャパンと三井住友海上を除く7社が、単月で増収した。
【新種】
収保3605億円、9.1%増と賠償責任保険の販売が各社好調で、最も増収率が高い種目となった。中でも東京海上日動は単月で11.5%、累計で22.1%増とともに2けた増収。三井住友海上は単月12.9%減となったが、これは大口契約の特殊要因によるもの。累計では全社が増収となった。
【傷害】
収保2537億円、3.3%増と医療・がん保険などの第3分野商品の販売増が引き続きけん引して、累計では全社が増収。単月では三井住友海上、富士火災、日新火災の3社を除く6社が増収となった。
【海上】
累計1274億円、7.5%増となった。世界貿易の拡大で、外航にかかわる船舶・貨物保険が好調に推移しているもよう。東京海上日動が単月41.9%の大幅増収となるなど、9社中6社が単月で増収を達成した。
*下表中、傷害保険・一般種目合計の集計数値における「医療・がん保険などの第三分野商品」の加算状況は次のとおり。
▽「1年もの」「長期」とも加算…損保ジャパン、あいおい損保、ニッセイ同和損保、富士火災
▽「1年もの」だけ加算…日本興亜損保、共栄火災
▽「長期」だけ加算…三井住友海上
▽加算なし…東京海上日動、日新火災
[2006-09-15]
全労済、7月末の「こくみん共済」実績

全労済の2006年7月末「こくみん共済」県別加入状況がまとまった。
全国合計の7月末の被共済者数は532万2727人(契約件数661万9242件)で、前月より7088人(同1万8440件)の増加となった。契約件数は、年始(06年5月末)と比べて、4万2028件の純増となり、増加率は0.64%。
被共済者数を地域本部別に見ると、北日本地本62万1759人(契約件数76万3680件)、東日本地本213万4327人(同266万5182件)、中日本地本151万5008人(同185万4225件)、西日本地本95万5374人(同122万1959件)、森林労連259人(同317件)で、統合部全体では522万6727人(同650万5363件)。一方、単協(新潟)は、9万6000人(同11万3879件)となっている。
[2006-09-12]
オートバイテル・ジャパン、8月の新車見積依頼月間ランキング

オートバイテル・ジャパン(東京都港区、加登吉邦代表取締役社長)は、9月4日、8月の新車見積もり依頼月間ランキングベスト20(全国版)を発表した。同ランキングは、インターネットユーザーが同社の新車見積もりサービスを利用し、見積もり希望した上位20車種について月単位で集計したもの。
同ランキングは、インターネットユーザーの購買プロセスの一環である見積もり依頼を集計指数としているため、実際の購買希望車種の傾向が表れるデータとなっている。同ランキング結果は次のとおり。
1位ストリーム(ホンダ)、2位エスティマ(トヨタ)、3位ウィッシュ(トヨタ)、4位フィット(ホンダ)、5位プレマシー(マツダ)、6位ヴィッツ(トヨタ)、7位プリウス(トヨタ)、8位MPV(マツダ)、9位アイシス(トヨタ)、10位ステップワゴン(ホンダ)、11位ヴォクシー(トヨタ)、12位ワゴンR(スズキ)、13位アルファード(トヨタ)、14位オデッセイ(ホンダ)、15位レガシィ(スバル)、16位3シリーズ(BMW)、17位ハリアー(トヨタ)、18位セレナ(日産)、19位IS(レクサス)、20位ノア(トヨタ)。
[2006-09-11]
フィデリティ投信、退職後の生活資金に関する意識調査

フィデリティ投信は、団塊世代(1946年から49年生まれ)1000人を対象に退職後の生活資金に関する意識調査を行った(実施期間:6月9日〜18日)。調査によると、団塊世代の54%が退職後必要と考える生活資金の半分も達成のめどが立っていないことが明らかになった。他世代と比べ十分な退職一時金を手にすることができ、年金減額の影響も少ないといわれる団塊世代でも、実際は退職後の生活資金に多くの不安を抱えていることが、今回の調査で浮き彫りとなった。
2007年から10年にかけて起こる団塊世代の一斉退職に備え、現在多くの金融機関が同世代に向けた商品やサービスをアピールし始めている。しかし一方で、退職後の資産計画を包括的な視点からとらえたサービスは、現時点ではほとんどないのが実情だ。
今回の調査によれば、「退職金をどれくらい生活費に回すと思うか」という問いに対して、「50%以上」と答えた人は40%にも上った。一方、団塊世代の78%が医療・介護費負担を心配し、さらに44%がインフレのリスクを警戒していると答えた。今後の支出計画に重大な影響を及ぼす数々のリスクを理解し、資金を低金利の預貯金で運用していては、こうした負担増に耐えられないことを同世代が認識していることが明らかになった。
しかし一方で、「退職後の生活資金のために、現在何らかの資産運用を行っているか」という問いに対しては、3人に2人が「行っていない」と回答している。
退職後の資産計画には、大切な資産を生活費に充てるために引き出しながら、一方では「増やす」ためのソリューションが必要となる。今回の調査結果を受け、フィデリティでは今後、退職後やリタイアメントに向けた資産運用商品を開発していく。また、調査で明らかになっているとおり、金融商品を選ぶ以前にまずは退職後の資産設計を立てるサポートが必要とされていることを踏まえ、さまざまな教育・啓発活動やツールの提供も行っていく。
[2006-09-01]
損保料率機構発表、地震保険付帯率40%超す

損保料率機構は、2005年度中における新規契約火災保険に占める地震保険加入者の割合(付帯率)を都道府県別にまとめ、発表した。
それによると、全国平均で昨年度より2.9ポイント伸び、40.3%と4割を超えた。県別にみると、付帯率が最も高いのは高知県で66.5%、次いで愛知県が60.4%となり、2県が60%を超えた。付帯率が50%以上であったのは、宮城県(54.7%)、宮崎県(53.2%)、鹿児島県(52.3%)の3県。
また、昨年度との比較では、佐賀県・福岡県で約10ポイントと高い伸びを示しており、地震保険に対する関心の高まりがうかがわれる。
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